スウェーデントーチ(木こりのろうそく)を燃やしてみた スウェディッシュトーチ 観賞にも調理にも使える一本丸太で楽しむ幻想的な焚き火
スウェーデントーチ(木こりのろうそく)を燃やしてみた スウェディッシュトーチ 観賞にも調理にも使える一本丸太で楽しむ幻想的な焚き火を楽しもう!
初めてスウェーデントーチで焚き火してみた
こんにちは。プチプラキャンパーです。
この前キャンプに行った時に初めてスウェーデントーチなるものを試してみたので今回記事にしました。
スウェーデントーチとは
スウェーデントーチとは木こりのろうそくとも言われるウッドキャンドルです。
スウェディッシュトーチと呼ぶ場合もございます。
とは言ってもただの丸太です。
一本の丸太の上部に十字の切り込みが入っただけのシンプルなものです。
これを豪快に燃やす焚き火の方法(道具)です。
この十字の切り込みの間から空気(酸素)がよく入って豪快に燃えてくれる、という仕組みです。
スウェーデントーチはどこで手に入る?
ではスウェーデントーチはどこで入手しましょうか。
一番手軽に手に入るのはネットです。
アマゾンでも多くの出店者が販売しています。
価格帯は2000円台が多いですね。あとは太さや長さなどのサイズで変わってくるという状態です。
メルカリでも自作した人が売っています。
メルカリ検索画面より
こちらも送料込みで2500円くらいがメイン価格帯ですね。
山の近くに住んでいたり、林業に携わっている人ならちょっとしたお小遣い稼ぎができてしまいそうです。
ネットで買ってもいいですが、私がおすすめするのはキャンプ場近くで入手する方法です。
だいたい1000円も出せば買えますし、普通の薪もキャンプ場かキャンプ場周りで入手するのがお得です。
送料がかからない分、ネットで買うより安く入手できます。
もともと通常の薪の束もキャンプ場に近い場所で買っていくことが多いですが、
スウェーデントーチも富士宮、朝霧高原周辺では富士ミルクランドや馬飼の牧場で売られていました。
富士ミルクランドでは
細800円、中1000円、太1500円で販売していました。
太いのはかなり大迫力で炎があがりそうです。その分使う場所や時間を選びそうです。
風がある時は火の粉や灰もかなり舞いますから。
最初は細めのスウェーデントーチで試してみた方が良さそうです。
他にもキャンプ場近くをクルマを走らせてるとたまに薪を売ってると看板を出してるような家を見かけます。
ネットだと約2000円+送料がかかったりするので現地で購入するとやはりお得です。
現地で買ってからキャンプ場へ向かうか、家で邪魔に思わないなら帰りに次回の分を買って帰るといいです。
スウェーデントーチの使い方
スウェーデントーチで焚き火を楽しむには、
安定したところにトーチを置いて着火するだけです。
スウェーデントーチの土台部分自体が焚き火台と言えなくもないですが、
結局一本丸太に火をつけるわけですし、燃えてくると割れ目の部分が崩れてきて、最後は土台も炭化するように燃えてしまうわけですから芝生などのフィールドではダメージを与えてしまいます。
直火禁止の場所では焚き火台などの上で燃やしましょう。
画像のようなファイヤープレイス型の焚き火台がキャンプファイヤーしているみたいでオススメです。
そして火付きを良くするには丸太がしっかり乾燥していることが重要です。
湿気を含んでいると火付きが悪かったり、火が安定するまで煙を多く発することになります。
冬はもともと空気が乾燥しているのでそんなに気にしなくていいですが、
家から持っていく場合は天日でしっかり乾燥させておくか、キャンプ場に着いてからも陽の光で乾燥させておきましょう。地面に置いておくと地面の湿気を吸ってしまいますので地面からは浮かせておいてください。
着火は丸太の切れ目の上に焚き付けとなる葉っぱや新聞紙、ダンボール、布などを乗せたり、切れ目に挟んで火をつけたらいいです。
まんま着火剤でもOKです。しばらく燃えていてくれるので天然の焚き付けより効率がいいです。
気の利いた製作者さんでしたらすでに丸太の切り込みの間に蝋を浸したヒモや燃えやすい焚き付けになるようなものを仕込んでおいてくれている場合もあります。
その場合はまさにロウソクに火をつけるように紐に着火するだけです。
恐らくそのままだと程なくして火が消えてしまいますので補助的に同じく焚き付けを乗せて火を大きくしていきます。
最初、丸太本体が安定して燃焼するまでは火を育ててあげる必要があるのでうちわや火吹き棒などで酸素を送ってあげて早く本体が燃焼しやすいようにしてあげましょう。
煙が多い時は不完全燃焼している証です。
炎が上がるまで酸素を送ってあげると煙は収まります。丸太本体が燃え出すまではその繰り返しです。
最初は少し手がかかりますが、いったん燃焼が軌道に乗るとほったらかしで大丈夫です。
切れ目の下まで真っ赤になって燃えてくれます。まさにウッドキャンドルですね。
このように炎を上げて燃えている状態から
終盤、熾き火に近くなってくるとこんなに幻想的に燃えてくれます。
これだけで酒が何杯飲めるか(笑)
短い動画も上げておきました。
このように鑑賞するのに最高なスウェーデントーチでの焚き火ですが調理にも使えます。
グーグル検索画面より
ヤカンを乗せればそのまま湯が沸かせますし、鍋で煮物、焼き物もできます。
最後はきれいに土台まで燃えていくわけではなく、たいてい炭化した弱い部分の棒がポキっと折れて切り込みで分かれた4本が崩れ落ちてきます。
丸太に直に乗せて調理に使うのは燃焼が軌道に乗ってまだ鍋などを安定して乗せられる前半が良いです。
もしくはトライポッド(三脚)を使えば転倒の恐れもないですね。
切り込みで分かれた4本が燃え尽きると炭化した土台の部分が残ります。
土台は炭のように燃えていますので消化したいなら火消し壺に入れれば終了できます。
残った土台部分はそのまま普通の焚き火として続けるか、次回焚き火の薪として燃やし尽くせば丸太一本全部使い切れます。
どうしても途中でやめたくなったら切れ目の中央部分に水を回しかければ消化できますが、次回のために乾燥させるのが大変なのでなるべくその場で土台まで燃やし尽くしてしまうか、火消し壺に入れ、水は使わないのが良いと思います。
今回は富士ミルクランドで買っておいた直径が20cmほどの細800円のもの。これが土台の部分に到達するまで約2時間で燃え尽きました。
土台も焚き火で燃やそうと思ったらそこからさらに2時間ほど見ておいてください。
スウェーデントーチで焚き火をするときに注意すること
スウェーデントーチを上手く使うには焚き火全般に言えることですが、先述のように、やはりしっかり乾燥させた状態で使うことです。
そして途中で丸太が倒れないように安定して立てられる場所に立てるか、石や丸太などで倒れないように押さえておくこと。
やはり焚き火台の上で燃やすのが良いでしょう。
切れ込みの上の部分は燃え尽きてくると折れて倒れますのでそのあたりの時間は注視しておく必要があります。そういったこともあるので通常の焚き火以上に周りに燃えやすい物を置いておかないようにしましょう。
小さいお子さんがいる時は大人が見ていない時に火の近くに行かないことを教えておく必要があります。
ふだんの生活ではなかなかできない火の怖さや便利さや燃える仕組みを教えることができるのもキャンプの良さですね。
最後にキャンプの楽しみの焚き火ですが、風が強めの日はやらない、という決断も大事です。必要以上に火の粉や煙が近隣のサイトに飛び迷惑をかけることになります。
最後に
今回、初めて燃やしてみたスウェーデントーチですが普通の焚き火より炎がきれいだと嫁、娘に大好評でした。
何かおしゃれなイメージもあって女性ウケは特に良さそうです。
カップルでキャンプに行かれる方はちゃちゃっとスウェーデントーチに火をつけてカッコいいところを見せちゃってください。
今回もお読みいただいてありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。
プチプラキャンパー